2014年05月

腰痛大国日本!

日本人の8割は腰痛を経験したことがある、または今現在腰痛である。というデータがあるほど日本は腰痛大国である。
しかしこれはなんの腰痛だろう、これはほっといても大丈夫なのだろうか、など医療関係者でも腰痛のことは意外と知られていないのが現状である。
そんな腰痛について参考程度にまとめてみました。

※自己判断せず、腰痛になったら医療機関へ!!

1 筋筋膜性腰痛

腰の筋肉が原因の腰痛。
日常の疲れや慢性腰痛など一般的によくある腰痛である。
腰の筋肉は大きく分厚いものが多く、骨盤に近い部分は複雑に筋肉がついているので悪い筋肉によって症状も様々。
若いのに腰痛だなんて・・・・・・というがものによっては腰痛も立派なケガです。

2 椎間関節性腰痛

背骨は骨と骨の連結(関節)によって構成される。
そして良く動く部分は痛めやすい(捻挫しやすい)ため腰痛の原因となる。
いわゆる慢性的な腰痛や突如襲ってくるギックリ腰の原因になることも多く筋筋膜性腰痛も合併していることもしばしば・・・・・
急性期(ギックリ腰)の場合、腰が動かせないことが多くヨロヨロと産まれたての小鹿のような歩き方になる。

3 仙腸関節痛

仙腸関節とは骨盤のつなぎ目の部分。
多く靭帯や筋肉が付く部分でもあるため痛みを出すことがある。
強固に固定されているためほとんど動かないといわれている。
腰というよりもお尻が痛く感じる。

4 大腰筋性腰痛

この腰痛は腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)が原因のもの。普通の筋筋膜性腰痛とは少し症状が異なる。
腰を伸ばせない、足が前に出にくい、腰が抜けた感じなどが特徴的。
いわゆるギックリ腰(魔女の一撃)の一種である。

5 腰椎分離すべり症

腰椎が前方にすべり出るもの。
立っている状態で背骨が一部凹む特徴がある。
よっぽどヒドイ状態でないとシビレなどは出ない。
スポーツをやっている人など体をよく動かす若い層や支える力が弱くなった年配の方に起きる。

6 椎間板ヘルニア

ヘルニアとは飛び出るという意味。椎間板ヘルニアとは椎間板が押しつぶされて飛び出たものが神経を圧迫するというもの。
膀胱直腸障害(お漏らしなど)がなく日常生活ができるレベルであれば手術はしないで現状維持をするのが今の方針。人によってまちまちだが自然治癒することが解っているからである。
診断にはレントゲンではなくMRIでないと確定診断はできない。
前かがみになるとなお痛みとシビレが出るのが特徴的。若い人から年配まで広い年齢層に起きるがヘルニアでもないのにヘルニアと誤診されることもしばしば・・・・・・

7 脊柱間狭窄症

脊柱管という神経の通り道が狭くなること。骨が弱くなりはじめる50代に多く若い人は少ない。
歩くと5~10分で疲れてしまう、しかしちょっと前傾姿勢で休めばまた歩ける(間歇跛行)体を後ろに反ると痛みが足にまで響くなどが特徴。

8 変形性脊椎症

加齢とともに椎間板(クッション)の弾力の低下や骨の脆弱化で自重が支えられないなどで背骨が変形したもの。
骨棘という棘ができるのが特徴。

9 脊椎圧迫骨折

胸腰椎移行部に圧迫骨折起きやすい。
骨粗鬆症が起因であることも多く尻モチをついたりクシャミなどでも起きる。年配に多く若い人はスノボーで起きることも・・・・・・

10 内科疾患

特に尿管結石は生きているうちに味わう三大痛の一つとしてあげられるほど激痛。
尿管結石はギックリ腰と違い腰は正常なので意外と背スジを真っ直ぐ立てることができる。

その他、背骨の病気である脊椎カリエスや脊髄腫瘍など様々。
安静にしてたり夜間にも痛みがある。日に日に痛みが増していくようであればすぐに病院へ

オマケ 腰痛症

考えうる腰痛の可能性を排除しそれでも原因がわからないものに便宜上診断名をつける時に用いる名称。

参考文献 全国柔道整復学校協会 整形外科学

ニコニコ生放送にて現役の柔道整復師(接骨院の先生)による健康相談。
インターネットラジオのような形式でコメントに対してお答えします。
肩コリや腰痛で悩まれているかた、気軽に腰痛を知りたい方はご視聴あれ
http://com.nicovideo.jp/community/co1482829

妊娠中の骨盤の支え、産後の引き締め、腰痛や坐骨神経痛などの腰のトラブル、骨盤ダイエット、出産前後以外にも使い道はさまざま。妊娠していない女性や、男性にも。
骨盤ベルトの中でもベストセラーのトコちゃんベルトについてまとめました。

骨盤のゆがみで引き起こされる症状

・下腹ポッコリがなかなか引っ込まない。
・子供を抱っこしていると異常に肩が凝る。
・O脚やX脚になって下半身太りになる。
・腰痛、冷えの悪化。

トコちゃんベルトの選び方

トコちゃんベルト II・・・妊娠していない女性や、男性。O脚・内股の方。妊娠中の方で、尾骨や尾骨の上あたり、腰、お尻が痛む方。

トコちゃんベルト I・・・妊娠中の方で、恥骨の真ん中をぐっと押したときに、みぞ、ひっかかり、段差、違和感(痛みの有無にかかわらず)がある場合。

トコちゃんベルトの使い方

骨盤高位で締めてください。はずす時も必ず横になってからはずしてください。内臓が上がり子宮頚管のトラブルを防ぎます。(立ったままはずすと、上がっていた内臓が急にドンと落 ちます。)

トコちゃんベルトは決して強く締め付けないでください。トコちゃんベルトは締めるものではなく、骨盤を支えるものです。正座してきつく感じるようでしたら、強く締めすぎています。また強く締めすぎるとマジックテープが引っ張られ、くっつきが悪くなるになります。

妊産婦だけじゃない!

トコちゃんベルトは年齢にかかわらず女性の腰痛に絶大な効果がある

突発的なぎっくり腰や坐骨神経痛、慢性的な腰痛。女性のみに留まらず年齢性別関係なく効果を発揮します。

かなり年配の男性の方からも、トコちゃんベルトをして腰痛が激減した、歩きやすくなったとの報告。

トコちゃんベルトの効果

産後の体型戻しのために買ったけれど、1番役立ったのは臨月近くおなかが大きすぎて恥骨が痛くなり何故か骨盤ベルトを巻くと痛さが軽減されて楽でした。

3人目出産の後使用。1人目、2人目の時には戻りが悪かった体重がすんなり戻り、腰痛も出ませんでした。今も恥骨痛や腰痛が出そうになるとお世話になってます。

腰痛もかなり楽になったし、何より妊娠前のジーンズがするっと入るようになりました。骨盤がしっかり締まってくれたみたいです。

産後2週間目で子供の頃からずっと気になっていたO脚もかなり改善され、ヒップサイズが妊娠前よりも小さくなりました。

30週で切迫早産になったのですが、
トコちゃんベルトをちゃんとつけて安静にしていたら、子宮頚管が
どんどん回復してきています!

今まで長時間歩いたり座っていたりすると必ず腰痛があったんですが、それがなくなりました。
それから生理痛も軽くなりました。
私は体重も減らしたかったのですが、生理の前の日の腰痛がひどくいつも薬を飲まないと寝られなかったのがトコちゃんベルトを着けているとそれがなくなりとてもうれしかったです。
トコちゃんベルトを食事中に着けていると自然と食事の量も減った気がします。

お通じがよくなりました。朝トコちゃんベルトを着けて、朝ごはんを食べて・・・なぜかスルリと出ます。骨盤の形が整うとお通じもスルリと出やすくなるのかもしれません。

ぎっくり腰とは何か

正式には「急性腰痛症」

突然起こる腰の痛みを俗にぎっくり腰と呼ぶので、原因や部位は様々です。

突然の負担で発生

よく荷物を持ち上げるときにぎっくり腰になる人がいますが、
大きく体を捻った時やくしゃみのショックでぎっくり腰になることもあります。

ぎっくり腰は繰り返す

ぎっくり腰で一度腰を痛めるとその後何度も繰り返し発症します。
これは、同じ場所を繰り返し痛める場合と、
痛めた場所の負担を避けようとして他の場所を痛める場合があります。

ぎっくり腰の原因

脊椎の病気

腰椎のかみ合わせがズレることや、脊椎の圧迫骨折が原因でおこります。

関節の病気

主に骨盤の関節に異常があるために、足腰の運動に支障がでます。

内臓の病気

胆のう炎や急性すい炎は、
脊椎を圧迫して背中や腰の痛みとしてあらわれることがあります。

これらの病気は痛みの部位やX線診断で区別することができ、
他のぎっくり腰とは違う治療が必要になります。

ぎっくり腰を防ぐために

体を柔らかく

体が固いと、知らず知らず負担が集中してしまいます。
体を柔らかくするようなストレッチをすることで、
急な負担によるぎっくり腰を防ぎます。

重いものはゆっくりと持つ

持ち上げようとした荷物が思ったより重かった、
などはよくぎっくり腰の原因になるエピソードです。
急に持ち上げずに、負担を確認しながら作業することで、
このような事故を防ぐことができます。

腰を反らさない

物を持ち上げるときに、ついつい腰(背中)を反らしてしまう人が多いですが、
これは腰を痛める原因です。
お腹に力を入れて体を反らさない体の使い方を身につけましょう。

ぎっくり腰の治療

2~3日は安静

ぎっくり腰になったら、数日は楽な姿勢で休んで再発を防ぎます。
特に痛めた部分はサポーターなどで動かさないようにします。

温めないほうがいい

最初数日のうちは温めるよりもむしろ冷やしたほうがいいと言われています。

鍼灸などで治りを早める

数日たって比較的痛みが和らいできたら、
鍼灸医院やカイロプラティックで治りを早める治療も可能です。

痛みが続く場合は病院へ

腰の痛みが足などに広がる場合や、痛み続ける、
発熱するなどの場合は深刻な病気の可能性もあるので
なるべく早く整形外科などに相談しましょう。

再発を防ぐ

体操を取り入れる

腰を痛めたあとには、その部分が固まってしまい繰り返し痛めやすい状態です。
背骨をゆっくり動かすような体操で固まりをほぐすと再発予防になります。

偏りを防ぐ

一度腰を痛めた場合、他の部分に負担がかかりがちになります。
左右で偏った歩き方になっていないかなどを注意してみましょう。

筋力をつける

ぎっくり腰の原因は筋力不足のことも多いです。
痛みが引いたあとは無理のない範囲で痛めた
部位の周辺を動かして筋力トレーニングしましょう。

※腹横筋とは?

腰周りを支え、姿勢を維持するのに重要な働きをする、いわば「天然のコルセット」

ピンクの部分が「腹横筋」

※あなたの「腹横筋」は大丈夫?10秒でできる簡単チェック

<腹横筋チェック>

1.床に座ってヒザを立て 両腕を前に伸ばす
2.10秒数えながら背中を床に付けていく

途中で体が倒れてしまうのは腹横筋が弱い。

※無理せず行ってください。

※30秒間おへそを引っ込めるだけ!簡単トレーニングで「腹横筋」がコルセットに!

1.呼吸を止めずに、おへそを引っ込める

2.腰骨の左右のでっぱりの内側の部分が、
硬くなることを確かめる

3.おへそを引っ込めたまま、30秒間キープ

引用・参考サイト
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120704.html

※3分の動画で確認「腹横筋」トレーニング

※「腹横筋」トレーニング応用篇

Photo by Stockbyte / Stockbyte

おなかをへこませるように意識しすぎると、腹横筋だけでなく、表面にある腹直筋にも力が入ってしまうため、肩にも力が入って歩きにくくなります。
そこで、きついズボンを履く時のイメージでおなかをへこませ、さらに、肩から力を抜くようにすると、腹横筋には力を入れたまま、表面の「腹直筋」の力を抜くことができ、ラクに動けるようになります。

引用・参考サイト
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/09/11/01.html

Photo by Jupiterimages / Pixland

体幹の部分をあまり動かさず長くできる

引用・参考サイト
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/09/11/01.html

手とひざを床について、背中が反らないようにして、
上記の要領でおへそを引っ込めながら、
片手を上げて姿勢を保つ。それができたら、次は
その反対側の足をあげ、体の水平を保つ。

引用・参考サイト
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120704.html

★注意! 無理をすると、かえって腰などを痛めることがありますので、十分注意してください。

※腰痛改善だけじゃない「腹横筋」の効果いろいろ

下腹が凹み、ウエストが細くなる

腹横筋は、腹直筋、腹斜筋の下にあるインナーマッスルで、おなかをコルセットのように覆っています。この腹横筋を鍛えれば、コルセットで締めつけるようにおなかがへこみます。

ひざ痛も解消

安定した姿勢で歩けることにつながるため、
ひざへの負担も減らせる効果がある

便秘も改善

姿勢が悪く、下腹に力が入らないと、体がゆがんで、腸の位置もずれやすい。それによって腸の働きも落ちて便秘につながる

冷えやむくみの解消

座りっぱなしの時間が長いと、脚の付け根、そけい部が圧迫されて、血流やリンパの流れが悪くなる。その結果、下腹の水分が滞ってむくみがち。これが冷えを招く。冷えから内臓を守るために下腹には脂肪がつきやすくなる。さらに、血流が悪いので脂肪も燃焼しにくくなる。

※参考サイト

腰痛の原因は大きく分けて3つ

2、3の場合、思いがけない病気が潜んでいるかもしれません。

こんな病気のサインの可能性も

脊椎以外の体のガンが脊椎に転移した「転移性脊椎腫瘍」

背中の痛みや腰痛の症状があり、脊髄を圧迫している場合は麻痺してしまうことも。

「子宮内膜症」や「子宮筋腫子宮」など卵巣の病気

腰がずっと痛む場合や、月経のときに腰痛が強くなる場合は、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣膿腫などの可能性があります。

脊椎が前後にずれる「腰椎すべり症」

神経が圧迫されて、多くの場合痛みやしびれがでます。また、ずれにより姿勢が安定せず、上半身と下半身がグラグラする感じがある場合も。

血流を通って脊椎へ結核菌が感染する「脊椎カリエス」

背中から腰にかけて強い痛みが起こります。予防接種が行われて結核が現象したため、発症する人は減少していますが、今でも高齢者や幼児を中心に発症していて、免疫力が低い人に多く起こります。

まずは症状が治まるか試してみましょう

濡れタオルを温めて、腰に乗せて冷えるまで置いておく

3~4回繰り返すと腰周辺の血行が良くなり、痛みが和らぎます。但し、ぎっくり腰やヘルニアになった場合は温めると逆効果です。

横向きになり、やや前かがみで膝を曲げて寝る

仰向けに寝る場合は、ひざの下にクッションなど入れると腰の負担が軽くなります。また、腰椎椎間板ヘルニアなどの痛みは、低めの台に足をのせると軽減できます。

腰痛用のコルセットやさらしなどを巻く

筋肉、椎間板、腰の骨を動かない状態にして様子をみてみましょう。

改善しない、さらにこんな症状があればすぐに病院に

たかが腰痛、そんな油断がとんでもないことになりかねません。何事も初期の対処が大事です。

参考サイト

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